1月8日(火)晴れ

7時起床。
芥川賞直木賞のメッタ斬り対談のための資料を3時間かけて作成。
その後、I誌の原稿を仕上げる。
16時、パルコ出版にてメッタ斬り対談。
http://web.parco-city.com/literaryawards/138/
11日→芥川賞予想対談
15日→直木賞予想対談
16日→結果発表&受賞作を聞いて
という予定でアップされていくらしい。大森さんと話しているうちに、段々、わたしの本命である川上未映子桜庭一樹が獲れないような気がしてきて気持ちが沈む。対談終了後は打ち上げ。夜中の3時まで飲んでしまった……。
今一番好きなスパニッシュ・ギター・デュオRodrigo Y Gabrielaが3月に来日公演を行うらしいことを知り、狂喜乱舞。もし来たら、全公演行くさっ。地方にだって行くさっ。
http://www.rodgab.com/
♯スカーレット・トマス『Y氏の終わり』(早川書房)読了。
今日書いたI誌のレビュー欄で紹介してしまったので、詳述はしないが、読めば死ぬとの噂がある稀覯本をめぐるちょっと奇妙な読み味の小説なのである。
いくつか見当たる御都合主義めいた偶然が気になるけれど、ビッグバン理論や相対性理論、多元宇宙、神の不在、可能世界といった科学的、神学的、哲学的な考察を多々はさみながら、“世界のはじまり”をテーマにしたSF的かつ陰謀小説的な展開を見せる、なかなかに壮大な物語であるには違いない。

Y氏の終わり (ハヤカワ・ノヴェルズ)

Y氏の終わり (ハヤカワ・ノヴェルズ)