1月9日(水)曇り

9時起床。
二日酔いで気持ちが悪い。胃薬を飲んでも、シャワーを浴びても気持ち悪い。
が、しかし、12時から予定されている佐々木敦さんとの対談のために車で渋谷へ。
佐々木さんが「STUDIO VOICE」で連載している「絶対安全文芸時評」がいろんな媒体に掲載された書評や批評とともに単行本化されることになり、この対談はその中に収められるのである。
約2時間、批評と書評の違いといった話題で対話。わかりやすく明晰な言葉を操る知性と穏やかな人格を併せ持つ佐々木さんとは、とても話しやすい。
終わっても、まだ気持ちが悪い。が、夜お腹がすくかもしれないので渋谷西武地下に入っているシェ・松尾で総菜を買って帰宅。気持ちが悪い時にさまよい歩くデパ地下は地獄だと思うた。
本当は寐たかったけど、そういうわけにもいかずC誌の原稿を書き上げ送稿。
早く寝ればいいものを、NHK衛星放送でやっている深夜映画をついつい最後まで観てしまう。
デンマークの映画監督ドライエルの信仰をテーマにしたモノクロ映画『奇跡』(1955年)。死んだ女性が棺桶の中で生き返るラストシーンに爆笑。いいものを観せていただいたという感謝の気持ちで床につく。
本を読みながらいつの間にか爆睡。