1月15日(火)晴れ?

今日諦めたのは原作が大好きな『ライラの冒険 黄金の羅針盤』完成披露試写会。
こうやっていろんなものを諦めながら人は大人になっていくのである。
結局、『百年の誤読 海外篇』の注釈は完成しなかったのだが、朝6時に寐て11時に起床しメールをチェックすると、相方の岡野さんから「18日まで待って」という泣きが入っていて救われる。
いったん、連載の仕事に戻り、まず読書。その後、ようやっとH誌の原稿を書き上げ送稿。が、かなり出来が悪い。自己嫌悪。作品にもH誌にも申し訳ない気持ちでいっぱい。
連載の締切はまだまだ山積。引き続き、誤読注釈は後回しにして読書。
スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』(白水社)読了。
H誌に出来の悪い感想を書いたので詳細は記さないが、「夢みる力」「天の想像力」「地下の想像力」「子供の想像力」といったミルハウザーの主要テーマがすべて味わえるラインナップの12篇になっている。ディープなミルハウザーファンはもちろんのこと、まだ読んだことがないという人にも勧めやすい1冊だと思う。

ナイフ投げ師

ナイフ投げ師