2月6日(水)小雪の曇天

ストリームの収録(録音)でTBSラジオへ。
今月紹介したのは恩田陸の『いのちのパレード』とスティーヴン・ミルハウザーの『ナイフ投げ師』。
茶店で本を読みながら、19時から吉祥寺で行われる漫画家・小道迷子さんを中心とする競馬仲間との飲み会まで時間を潰す。
飲み会では昨年の有馬記念の予想を的中させたわたしに大枚2万7千円が贈呈される。そのうちの1万円を飲み代にカンパ。太っ腹なわたくしなんではある。
もう5年間くらい続けているこの有馬記念予想のルールが面白い。毎年、こうして1月か2月に集まって有馬記念の予想をするのだが、馬名を挙げないのがミソ。たとえば「京都大賞典1着馬」「ダービー2着馬」というようにレース&着順で予想するのだ。で、去年の場合、わたしは「オールカマー1着馬」の予想でマツリダゴッホなどという穴馬を見事引き当てることができたという次第。今年のわたしがドラフトしたのは「京都大賞典1着馬」「宝塚記念1着馬」「オールカマー1着馬」。楽しみなことではある。
7月最終週の新潟競馬に遠征しようという話で盛り上がり、11時30分頃散会。
有川浩阪急電車』(幻冬舎)読了。
8駅から成る片道たった15分間の阪急電鉄今津線を舞台に、乗客の人生の瞬間を鮮やかに切り取ったスケッチ風の連作短篇集。大変お上手。袖振り合うも多生の縁システムをうまく使うことで、次の物語も読みたいという気持ちにさせられ、ついつい一気読みさせられてしまう。そんな手練れの1冊だ。『図書館戦争』のような大きな結構は備えるべくもないが、万人におすすめしやすいとっつきやすさが美点。もうちょっと早く出ていれば、今年の本屋大賞の候補作入りしたのではないか。

阪急電車

阪急電車