一人暮らしのアキレス腱断裂 ―やった瞬間〜救急車―

カメ日録(筆者の日々のあれこれ)

さて、よもやのアキレス腱断裂から1週間。手術を終え退院してまいりましたが、何しろ一人暮らしなものですから、やることなすこと全てに知恵を絞らねばなりません。
てなわけで、私と同じように一人暮らしで、ギプスするようなことになってしまった方がいたら、少しでもご参考にしていただけるように、ケガの日々を書き込んでいきたいと思います。

●ケガの瞬間
・やったのは、前へのこぼれ球を拾おうと飛び込みレシープして床を蹴った瞬間、バレーで一番ポビュラーなケースのようです。
・よく言われるように、<後ろから蹴られたような衝撃>あり。正確には<伸ばした足の裏を全体的に思い切り踏まれたような衝撃><上から思いものを落とされたような衝撃>でした。捻挫のような激痛というのは、あまりありません。
・床に滑り込んだ瞬間にもう、「やっちゃった…」とわかったので、そのまま踵を押さえて倒れ込んで、仲間にコート外に運んでもらい、救急車を呼んでもらいました。踵を押さえたのは無意識に気分的なものだと思いますが、本当はうつぶせのまま運んでもらうのが良いそうですが、なかなかそこまで頭が回らないですね。
※アキレスの場合、足を着いて歩いたりしてしまうと、腱が縮んで切れたところが離れてしまい、離れるほど治療が大変になるそうです。だから、切ったと疑わしいときはなるべくその状態で足を着かせないようにし、誰かが踵に触れてみればアキレス腱が無いような状態だとわかるそうなので、そうとなったら、足の甲はのばしうつぶせのまま運ぶのが良いようです。でも、なかなかとっさの対処は難しいですねえ。
・仲間に荷物をまとめてもらい、やっぱりじっと寝てはいられず、せめてもと上だけはウェアを脱いで汗をさっと拭いて着替えてしまいました。その後、ベンチで救急車を待つ。
※この辺りの対処については、また後日ドクターによい方法が聞けたらアップしますね。
・救急車が到着すると、切れているのはたぶん間違いないだろうということで副木をあててもらい、検温やら血圧やら記録やらをとってから運ばれます。私は元々血圧が低いのですが、15分前までガンガン運動して汗かいていたはずなのに、最初の血圧測定で既に上が95しかなく、さらに10分後の車の中では88まで下がっていました。別に100以下は普通なのですが、やっぱり若干ショック症状とのことです。
・公営の体育館でのケガだったので、その連絡や報告書の作成など、残った仲間の方々がしてくださったようです。
・その間、痛みはあまりありませんでした。切れる場所によって痛みも違いそうですが、運ばれた病院のドクターの話では、切れていることにずっと気づかず、他のケガだと思って病院に来るのが遅れる方もいるそうです。

●病院で
・大学病院に断られ、個人病院に運ばれる。
・切れていることが間違いないことを確認。治療方法を説明される。保存療法もあるが、ギプス固定期間が長くかかること、再断裂の可能性とその場合に治療が難しくなる場合もあるそう。手術についても説明され、キズを極力小さくする方法を取るということで、治療期間も短縮できる予定ということ。最初から、自分のキズの治癒力を考えると保存方法は不安だと感じたので、手術を選択。
・仮ギプスをはめてもらう。後ろ側を固めてあとは包帯、だったようです。ギプスの前に、せめてもと、ウェットティッシュで足をふきましたが、バレーしたままの足。いつ洗ってあげられるやら…。
・GWだったため即入院できず、松葉杖(買取)で一度帰宅。バレー仲間の方が家まで車で送ってくださって大変助かりました。

●家で
・松葉杖がどうもちょっと微妙に高さが合わないのか、力を支えにくく、脇の下の当たりが強くて痛い。
※後日、調整し直してもらったら、びっくりするほど楽になりました。ちょっとの差が大きいそうです。最初のときに「まあこんなものかな?」と適当にせず、いろいろ調整してもらえばよかったです。
・会社の上司に、事情と休みの連絡。やれやれ…すみません…。
・足の下に掛け布団をクッションにして寝る。寝づらいけれど、痛みがさほどではないので結構ぐっすり。捻挫のひどいのの方がやっぱり痛みはしんどいかと。

以上が、ケガ当日の大体の様子です。家での片足生活は、また後日。