一人暮らしのアキレス腱断裂 ―家の中で―

カメ日録(筆者の日々のあれこれ)


●部屋の中の簡易バリアフリー
・ギプスで家に帰ってからは、とりあえず家の中で滑りそうな小さなラグやマットの類は片っ端からお片付け。玄関のノレンも松葉杖の時などは、結構まとわりついて避けにくいので、はねあげておきました。
よく使う物はすぐ手の届く範囲に集め、掃除機など、出し入れが面倒な物はもう部屋の隅に出しっぱなしでコンセントもさしっぱなし。床上のコンセント、かがんで差したりするの結構大変なんです。それに抜くときの勢いでバランス崩したりしたもので。リスクは小さくても回避。
・車椅子到着まで活躍したのは、キャスター付きの椅子。大丈夫な方の足で床を蹴って座ったまま移動。なかなか前に進みませんし、床に少々キズがつくんで賃貸で保守管理条件の厳しい部屋の方は大家さんとの相談等がいるかもしれませんが…。
でも、物が持てますし、足つく心配が少なくて疲れない。キッチンでも、これで座りながら料理作れました。
玄関の上がり口のところの床(たたきではなく部屋内の方)に、椅子を常備。車椅子を置くと狭いので、乗ったままの出入りは無理。とりあえず松葉杖でドアを開けて車椅子を出し入れしなければなりませんでした。松葉杖で立った状態でカカトのある靴の着脱は至難のワザで危険。なので、置いてある椅子に腰かけて行いました。

●車椅子のペット化
・車椅子が来てからは外出時も部屋の中でも大活躍。最初は外でだけ使ってましたが、すぐに部屋の中でも使うようになりました。
車椅子、外で歩道などを進むのは想像以上に大変ですけどね〜。
部屋の中では床もキズがつかないし、小回りがきくので家事がラク

で、外から帰ってきたら、上がり口の置いてある椅子に座り直して、車椅子をひっくり返し、車輪を拭いてから家の中へ。松葉杖なども同じように足の部分を拭きます。

ちょっと面倒くさいけど、まあ犬と散歩に行って、帰ってきたら足拭いてあげるようなもんだと思えばたいした手間ではありません。

と、いうわけで、玄関にはウェットティッシュや雑巾も常備

・ギプスの足を床につかないように浮かして車椅子を動かすのは、相当疲れます。ギプスの側のお尻とももの下にバスタオルを折りたたんで敷いたら、だいぶ楽でした。ビニールのエア座布団も敷いてみましたが、時間がたつと弾力がありすぎるのかすごく疲れてきました。タオルの自然な柔らかさの方が良かったです。

●100均便利モノなど
園芸用の袖カバー … 車椅子を使った最初失敗したのは、長袖のウェアが車輪にこすれて、すごく汚れてしまったこと。ダイソーにあった、園芸用品のコーナーにビニールのロングサイズ袖カバーをつけて運転したら、バッチリ解決。
マジックハンド … 同じくダイソーで買ったのですが、落ちた物を拾うのになかなか便利。