『ああ息子』

ああ息子

ああ息子

近所にある親子カフェによく行きます。先日子どもが膝の上で寝てしまったので、目覚めるまでの暇つぶしに、そこに置いてあったある1冊の本を手にとって読み始めました。何の気なしにページを繰っていったのだけど、爆笑に次ぐ爆笑。最初は必死にこらえていたのだけど、だんだん「ぐふっ」「んぼっ」とか声が漏れてくるのを禁じえず、明らかに周囲からの視線が痛くなってきたので、そこで読むのを断念。*1帰りがけに本屋に立ち寄り、すぐさま購入しました。

その爆笑必至の本が、これ。漫画家・西原理恵子毎日新聞紙上で連載している「毎日かあさん」のスピンオフ企画として、全国各地の読者から「ああ息子……」と嘆きたくなるような体験を募集したところ、大反響。〈お母さんたちの悲鳴に近い「どうしてそんなことするの?」〉がこれでもかと寄せられ、その選りすぐりの「ああ息子」話を掲載したもの。

これがほんとに想像を絶する話ばかり。新築の家で歓声をあげながら遊ぶ息子ふたり。やっぱり新しいおうちがいいのね〜と喜んで聞いていると、お母さんも一緒に遊ぼうと息子たちが誘いにくる。さて、なんの遊びをしているのかなと覗いてみると、なんと〈廊下にサラダ油をまいてトドのようにつっっーぅぅとお腹で滑って遊んでいました〉。想像しただけで血の気が引きますね。

あとは、窓ガラスに虫がついてたから石を投げてやっつけたよ!と誇らしげに報告してくれる息子(当然ガラスは木っ端微塵)。なぜか家の前の下水溝のなかから手を振る息子。枕の下に写真を置くとその夢が見られると聞いて、通販カタログの下着ページをひらいて自分の枕の下に置いた5歳の息子。風呂場で「おかぁちゃんのちんちん、早く生えてくるといいねぇ」と本気で心配してくれる息子。朝顔の押し花をつくるおかあさんの真似をして、押しカエルを作ろうとした息子。おかあさんにお土産と言って毎日大量の虫を持って帰ってきてくれる息子。お葬式で突然♪ぼーくらはみーんな生きているー♪と歌いだした息子……。

ここに挙げたのはほんの一部。ほんとにどうしてここまでみんなバカなの?(笑) 投稿してきたおかあさんたちもほとほと困り果てているんだけど、やっぱりその行間からは、愛情がたっぷりとあふれ出ていて、読んでいて単に笑って終わりではなく、心があたたかくなります。時には思わず目頭が熱くなるエピソードも。

残りの“武勇伝”は是非読んで確かめて、ひっくり返って笑うなり、怖気を震うなりしてください。うちも息子なので、今は笑ってられるけど、そのうち涙なくしては読めなくなるのかも……虫関係だけはイヤじゃ〜!

*1:親子カフェまで行って、ひとりで本読んでひとりで笑ったりしてるから、ママ友ができないんだよなorz