一人暮らしのアキレス腱断裂 ―早やひと月半…―

カメ日録(筆者の日々のあれこれ)

1年ぶりのバレーボールで、いいとこ見せようと見栄張って動いたあげくアキレス腱を切ってから、ほぼ1ヶ月半がたちました。

すでに松葉杖無しで歩いています。主治医の先生のスケジュールを聞いて「ほんとかなあ…」と思っておりましたが、言われたとおりの回復具合。すごくはっきり指示をしてくださる先生で、とてもありがたいです。

今までの経過はこんな感じ。

・ケガの数日後入院。当日手術2日後退院。
・手術後1週間。踵付きの短いギプスに交換。足をついて歩く練習。
・手術後2週間。ギプスをはずす。
・手術後3週間。片松葉で歩行。車椅子は返却。
・手術後4週間。フリー(杖無し)歩行。片松葉併用。
・手術後5週間。フリー歩行。通勤等も杖無し。リハビリでつま先立ち、片足立ちなど練習

といった感じで進んできています。
まださすがにラッシュの電車は無理で、バス通勤しています。
低反発枕のようにパンパンにむくんでいた(内出血や炎症の腫れとは違います)足も、まだまだボテっとしていますが、だいぶ足らしくなりました。

手術のキズは横に4cm弱くらいなのでほんとうに目立たないものですが、やはり真ん中へんの治癒が遅くて塞ぎきらず、お風呂のあと血が出たりしました。でもまあ別に化膿したりすることもなく、絆創膏を貼って気長にふさがるのを待っています。腱の切れ方にもよるようですが、小さく切開しての手術方法は個人病院ならではの対応のようですので、大学病院等の場合はまた手法が違うようです。

毎日ズックをはいていましたが、靴で一日そのままだとむくみ方がひどくて、くつのフチや靴下が食いこんで大変なので、スリッパ状の突っかけは必需品。また、同じズックを続けていたら、気がつくとあちこち靴ずれができかかっていました。当たるところが変わるように、違う靴を交互に履くようにしました。

病院で指導されたように、マッサージやリハビリの運動を続けると、神経が少しずつ通って動くところが多くなっていくのがわかるので、なかなか面白いです。今朝曲がらなかったところが、通勤のバスの中で不意にほぐれて動くようになったりします。
人の体は実に不思議だ、と、毎日、朝顔観察する小学生になったような気分で結構新鮮です。

ストレッチは、最初はかなり怖いのでおそるおそるでした。
が、先生が、「ストレッチで再断裂する人はいないからね〜♪」とニコニコしながら、こちらが「痛デェ〜**!」とうめくほど、指や足首を反らせてくれたおかげで、自分でも頑張ってぐいぐいするようになりました。
…ええ、そりゃもう、人にやられるより自分で曲げた方が断然ガマンできます(笑)。

一番クリアするのが怖かったのは、やはりギプスがはずれた時。病院からの帰り、ものすごく緊張して、家についてから気分が悪くなって寝込むくらいドキドキしました。でも、それも2日目くらいには慣れました。

アキレス腱の場合はとにかく、バランスを崩してよろめいて、足をドン!とついて衝撃を与えてしまうことがいけないそうです。
その点だけは、最初からずっと臆病なくらい気をつけていますが、やっていいと言われたことはどんどんやるようにしています。

片松葉になって長く歩けるようになると、俄然、足首から先の可動域が向上するようです。日ごとにむくみも減ってきます。少々のリハビリ運動より、15分20分歩く方が、筋肉も使うし血行もよくなるんでしょうネ。それに片手があいて物も持てるし、両松葉とは雲泥の差。

フリー歩行になっても慣れるまでは、通勤時などは周りの人への注意フラグ代わりに、しばらく松葉杖を持って歩きました。やや短くして普通の杖のように使いました。完全に杖なしで歩道などを長く歩くと、最初は足の裏などが思ったより疲れました。

また、むくみがひどくてあまり動かなかったときは、むくんだ皮下の打ち身のような痛さしか感じなかったのですが、むくみがひいて動く範囲が大きくなり、リハビリもきつくなると、ちょっとズキズキっと傷の痛みっぽい痛さも時折り感じます。まあ、神経が通った証拠だと考えれば、これもまたいい兆候かな?と思ったり。

てなわけで、今のところ順調なようです。

でも、つま先立ちなどしてみるとまだぐらぐら。アキレス腱がビクビク動くのがわかって危なっかしいし、ちと痛い。
さーて、これがリハビリ強化でどう変わっていくのかな。

また毎日楽しみです。