パブリックビューイングでやきもき… ―若獅子足踏みするの記―

ウチスタ(部屋観戦でドキドキする)

久々の西武ドーム観戦と、岩隈投手のピッチングを堪能した翌日。
さすがに2日連続で遠征はできなかったけれど、夕方、高田馬場駅前のBIG BOXビルで行われていた、ライオンズのパブリックビューイングを覗いてみました。

こじんまりとした広場なんですけれど、大型テレビの前には鏡開き用の菰冠(こもかぶり)が積まれ、噺家さんが景気よく盛り上げています。


ライオンズユニ姿の坊やが、どうもくす玉を割る係らしい気配。何時間待っているのかなあ。

…が、

この日もライオンズは劣勢に追い込まれております。8回表を終わって5対2と、イーグルスにまたもや3点のリードを許し、噺家さんの盛り上げトークも空回り気味。


お客さん、う〜ん、な雰囲気

そして迎えた8回裏。ヒットが続いて2死満塁。ここで、本日当たりの無かった4番ゴトタケ*1が、起死回生の走者一掃タイムリーで奇跡の逆転!!
2点勝ち越した9回表は、防御率0点台の守護神グラマンがマウンドに上がり、誰もかれもがふるまい酒を確信。飲みた〜い!

しかししかし。何だかちょっとだけ、胸騒ぎしたんですよねえ。
守備についたライオンズ内野陣。もお表情が、硬いというか、魂がどこかへ飛んでいったような風情…。目がうつろ。

で、いきなりショートのナカジ*2がやらかします。記録は内野安打ですが、ライオンズファンなら誰もが、「やっぱりお前か…(==#)」と思った悪送球*3
ここから、俄然ムードがおかしくなります。
連鎖反応で、サードのおかわり*4が、連日のエラーをやらかして満塁になった瞬間、完全にイーグルス側に運が移りました。目の覚めるような、フェルナンデスの満塁ホームラン*5で、奇跡の逆転やり返し。

いやはや、いつの間に、こんな見事なイジワルっぷりを発揮できるチームになったか、イーグルス


結局、再逆転はさすがにかなわず、マンガよりも劇的な負け方で、ライオンズは掴まえかけた勝利を逃しました。まあでも、その、ほんとうに荒削りな青っぽさと未熟さが、またこのチームの魅力なのです。

それにしても、
くす玉の紐引っ張るのを待ちくたびれていたユニ坊やには、何か良いことがありますように…。

*1:ライオンズ・後藤武敏選手。

*2:ライオンズ・中島選手。

*3:どうも送球が危なっかしい。1塁へ7色の魔球を投げるらしいのです。カッコよく取ることも多いんですがねえ…。1塁塁審のアウトコールを聞くまでファンはいつもドキドキなのです。

*4:ライオンズ・中村選手。現在本塁打トップ。ご飯の食べっぷりのよさから、「おかわり君」の愛称がつきました。ころころした体型と愛敬のあるルックスで、おかあさん達のアイドルだそうです。

*5:かつてはライオンズにも在籍していた選手。派手に恩返ししました。