獅子と鷲のオススメ君(L:キッシー) ―LvsE戦観戦5.番外編―

イケメンウォッチャー(純イケメンから逆イケメンまで、気になる選手を語る)

さて、野手3人の後は投手といきましょう。昨年、新人王はマー君*1に譲ったものの遜色の無い成績を残し、今年は不調の涌井投手に代わってチームの勝ち頭。生スタ土産のフォト入りマフラータオルでご紹介。
プリンス・キッシー、岸 孝之投手

シーズン前半はコントロールに難があって、崩れることも多かったのですが、後半戦に入ると俄然調子をあげ、8月は岩隈を鼻差で押さえて月間MVPをゲットしました。2年目にして、ローテーションの柱となる活躍は立派の一言。細身なのに見かけによらずスタミナもあって疲れ知らず。8月に、9回170球以上を投げた試合があったのですが*2、あの暑い盛りにたいしてバテた様子も見せず、けろっとしてその後も勝ち続けるあたりがタダ者ではない。
力感のあるイキのいい投げ方をします。このマフラータオル、その躍動感の迫力が伝わりますでしょ?*3

さて、野球もイケてるけど、ルックスも申し分なくイケてる岸君。
*よく見たい方はライオンズHPのブロマイド(頁下の選手をクリック)をご覧ください。
  http://lions.allsports.jp/
プリンスと呼ばれるにふさわしいカッコよさですが、呼び名の理由はスマートな外見だけではありません。おっとりとして育ちのよさが伺われる物腰態度も、プリンスのプリンスたる所以。言うところナシ!と言いたいところなんですが…。
ですが…、あるんですねえ、困ったところがひとつだけ…。
それがヒロイン。女主人公ではございませんよ。ヒーローインタビューでございます。
プリンス・キッシー、生真面目すぎる性格が災いしてか、何しろインタビューに応えるのが下手。特に、ケレン味を要求されることの多いヒーローインタビューはメチャクチャ苦手。
ヤフー動画の月間MVPに関する特集で、彼の究極のロー・テンション・ヒロインが連発で見られます。
http://streaming.yahoo.co.jp/special/sports/pacific_league2008/team/closeup.html?t=l
(ちょっと時間かかりますが、動画が見られる環境の方はぜひご覧になってみてください)

インタビュアーのテンションが上がれば上がるほど、気持ちが後ずさりしていく岸君。
「…はい…いえ………」「…まあ、……はい………」と言葉に詰まり、最後はいつも、小さな声で「…すみません…」と謝っては目を伏せる。ダメ押しで、「…はぁ…」と、疲れきったような溜め息までついちゃったり…*4
おいおい、<アンタが主役>のお立ち台でそんなにブルーになってどーする!、と、思わず突っ込みたくなります。

そんな彼が珍しくはっきりしゃべっていたのが、年下のエース涌井投手が北京五輪に行っている間のヒロイン。
「ふがいない成績で、ワク(涌井)が帰ったきたとき、文句言われるのがイヤなんで頑張りました!」。
言葉のあとに(笑)とつけようと思ったら、岸君笑っておりません。試合のときのような負けん気顔です。そおかあ、ワクに文句言われちゃうのか…たしかに言われそうだけど…。
しかし、年下相手に本気になってどうする、とまたまた突っ込みたくなります。
どうも、チームメイトも彼のことはいじりたくなるらしく、勝利会見の直前、先輩の平尾選手*5に合コン予定をバラされて赤面、なんてニュースが流れたこともありましたな。http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/09/07/10.html
でも、スマートなルックスやおとなしい言動がヤワに見えるけど、2年目のジンクスにハマる崖っぷちから立ち直ったり、チームメイトが抜けた後を大車輪の活躍で支えたり、実はものすごくしぶとくて芯の強い選手です。
テンションが下がったり上がったり、ブルーになったり赤くなったり、相当面白いキッシーウォッチング。
気持ちがそのまま言葉や表情に表れてしまう、純で素直で強いプリンス。願わくば、スレずにスクスク育っていってほしいなあ。
ヒロイン下手なままでもいいから…。

<続く>

*1:イーグルス・田中投手

*2:ホークスと、史上初の3試合連続延長引き分けの3戦目。

*3:グッズの写真はだいたい、構えたところとか打ち終わったところとか、動作が止まったときが多いようです。このタオルのように、一番激しい動きの瞬間をとらえて、しかも良い写真のお土産は貴重品。

*4:一番おもろいのは、球団4000勝目の勝利投手になった日のヒロイン。「…球団の歴史に名を刻みます。…どんな、お気持ちですか?」と、かなりあざとく誘導尋問ちっくなインタビュアー氏。が、空気を読めない岸君、「?…いえ、…いつもと変わらないです…」と答えちゃいます。場内の爆笑を聞いてから、「あれ?まずかったの?」と思ったらしい彼は、やっぱり「すみません…」と言って伏し目がちになっちゃったのでした。

*5:優勝のビールかけで、レーザーレーサーの水着を着て暴れていた選手です。軽さがウリで、チャラ男、なんて呼ばれております。