獅子と鷲のオススメ君(E:うっちー) ―LvsE戦観戦6.番外編―

イケメンウォッチャー(純イケメンから逆イケメンまで、気になる選手を語る)

今回、イーグルスでご紹介するのは、まだ1軍初出場の日(8月3日)から2ヶ月しか経っていないこの選手。かなりフライング気味の青田買いですが、ひと目で気になってしまう“何か”を持っているルーキーです。
うっちー・内村賢介選手*1
史上初のBCリーグ(独立リーグ*2出身NPB*3野球選手。
NPBの今期登録選手の中で最低身(163cm)。かっわいいぞ〜(ハートマーク)。

 *ヤフー選手紹介http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=db&id=800088 

キュートな外見の上、希望と意欲でキラキラ輝く瞳がまぶしい22歳。出場するなり、たちまちイーグルスファンのハートを虜にしてしまったようです。彼のAA(アスキーアート)が作られているのですが、そのキャラクターの愛らしさを見ていただけば、彼のかわいさがわかろうというもの。
http://enjo.eek.jp/base_aa/index.php?%C6%E2%C2%BC%B8%AD%B2%F0

しか〜し、ルックスだけでは引っ掛からないのが、このイケメン・ウォッチャーでございます。彼も、「あれっ?、この選手ってなかなか…」と思わせるのは、まずプレーぶりから。
なんたって、韋駄天です。50mが最速で5秒7とのことですが、とにかく速い。なんといいますかね、足が地面に着いてないんじゃないかって感じるほどの軽やかなフットワークで、シューッ!と走っていってしまう。ゴロが転がれば、「セーフかも?!」とワクワクさせてくれます。本職のセカンドでは守備もいい*4

小さいけれど、バッティングも悪くない。軸がしっかりしてるんです。肩口近い高さの球を、バランスを崩さずに、スコーン♪と流し打ちしたりしてます。なんと、今現在3割近い高打率。ヘルメットが吹っ飛ぶ死球を受けたりしても*5フォームが崩れないってことは、勇気もあるし、球を良く見る力があるんでしょう。
さらには、彼、スイッチヒッターなんですが、左打席はむかーしアマチュア時代にやってただけで、プロに入って練習したのはこの8月からだというからびっくり。
要は、<彼はたぶん、センスのカタマリなのだ!>ってことであります。 
*彼の特集のあるヤフー動画を貼っておきます。
http://streaming.yahoo.co.jp/special/sports/pacific_league2008/team/closeup.html?t=e

もちろん、ポッと出の選手のこの時期のこの打率なんて、あてになるものではありません。BCリーグでも2割7分台の打率だったようですから、来期マークされて厳しい配球をされるようになったら、打撃は急降下する可能性が高いでしょう。でも、何とか壁を乗り越えてレギュラー定着してほしい。だって人気者の素質がバツグン!
1軍デビューしたばかりなのに、こんなエピソードが出ています。
9月21日の雨で中止になったマリンスタジアムの試合でのこと。中断の間、両チームの陽気なラテン系外人選手たちが、ベンチの中でダンスなどの楽しいパフォーマンスを繰り広げ、場内カメラがスクリーンにそれを映していたそうです。
で、そのとき我らがうっちー選手、同僚のセギノール選手に、いきなりお姫様だっこされーの*6、赤ちゃんプレーされー*7…と大変なことになっていたらしい。両チームのファン、もちろん大爆笑。大人しくニコニコしていたうっちーが、相当かわいかったようで、ニュースネタにまでなっちゃいました。↓
http://news.www.infoseek.co.jp/sports/eagles/story/rakutensports_20080922573/
不思議に、いるだけで周りの目をひきつける。野球センスもある。なんだか、彼は体の小ささという不利をはね返せそうな気がするんです。
パ・リーグには、ファンの目に焼きついている、小さな名選手がたくさんおります。例えば、元マリーンズの名ショート・小坂*8。ショートなのに、なぜかセカンドの前でゴロをさばいてアウトにしてしまう神業守備を、普通の顔で普通のプレーのように披露する達人でした。
そして、セカンドで、小柄で、俊足で、アイドルで…といえば、いましたね、この人が。元近鉄の大ちゃん。
そう、今期、前半ボロボロ最下位だったチームを、大躍進の2位にまで引っ張り上げた辣腕、バファローズ大石大二郎監督です。今でも現役時と変わらずスマートで、面影が十分残っておりますが、笑ったときのえくぼがかわいくて、何しろ選手時代は人気がありました。身長は公称166cm。盗塁王4回。盗塁数世界一を記録した*9福本豊選手の連続盗塁王を阻止したのが、大ちゃんでした。ホームランだって30本近く打ったことがあります。すごい選手でした。
うっちーが選手デビューの年に、大ちゃんが監督デビューしたのも、きっと何かの因縁です!(強引だっつーに)

小柄だけど、何かをやりそうな楽しい選手。
目指せ、うっちー! <大ちゃん二世>!!

*1:セのベイスターズで、今期首位打者を突っ走って大活躍している内川選手も<ウッチー>ですが、ファンの方は、カタカナ、ひらがなの違いで区別しているようです。

*2:強豪社会人野球チームの部解散が相次ぐ中、プロを目指す選手の応援・育成を目的として生まれた、地方の野球リーグ。所属選手には給与が支払われますが、もちろん低額で、野球以外の仕事もしなければなりません。BCは北信越地区のリーグ。他に四国アイランドリーグがあります。

*3:日本野球機構(Nippon Profesional Baseball)。パとセの12球団の統括組織。

*4:野村監督ハ、ユーティリティでいろいろ守らせたいようですが、ショートなどはまだまだみたいです。肩はさほど強くないかも。

*5:9月23日のライオンズ戦。リリーフに出た小野寺投手の1投目が、バントの構えをしていたうっちーの頭を直撃。これで小野寺投手は1球で危険球退場になってしまいました。普通の背の選手なら胸元、の高さだったんでしょうが…。

*6:奥にいたのに、突然セギが来てベンチにさらっていったらしい。

*7:セギの膝に座らされ、タオルを涎掛けにしてペットボトルが哺乳瓶。…似合いそう。

*8:現・ジャイアンツ。華麗な守備を見せる機会もないままほとんど2軍暮らしで…まあ、言いますまい…。

*9:現在は世界2位。