泣いても笑っても… ―日本シリーズの獅子たち―

ウチスタ(部屋観戦でドキドキする)

ライオンズファンはもとより、パ・リーグファンも言うまでもなく、きっと日本の野球ファン全てをとりこにしたに違いない、ひたむきな眼差し。プリンス・キッシー*1渾身のロングリリーフ*2から一夜明けました。

球団の不祥事やトラブル、四半世紀ぶりのBクラス・5位という去年の成績、まさに千尋の谷から這い上がってきた獅子の子たち。
未完成な粗さを、シーズン中と同じように見せながら、自分たちの未熟さやアクシデントに挫けず前に進もうとする気迫が胸を打ちます。
溢れ出る彼らの負けじ魂は、対戦相手の名前やキャリアを上回って輝いています。

今日が本当に最後の闘い。最後まで、彼ららしく溌剌と暴れてほしいものです。

さあ、勝利の女神がどちらにほほえむか。
おそらくは、冷徹な女神様だって昨日のキッシーには、一瞬クラっときたことでしょう(笑)。
そして私の記憶では、シリーズってやつはノーマークのラッキーボーイが出てくると…。
そう、空回りする若者たちを見事にバックアップしてみせた某チャラ尾君。
…匂います。

がんばれ、ライオンズ!

*1:ライオンズ・岸投手

*2:長いイニングを投げるリリーフ。ロングの基準は、単に回数が長いことであったり、通常その投手が受け持つ回数より長いことであったりします。