11月22日(土)おそろのネルシャツに萌えの巻

ほっぺた関係はほぼ完治。

昨日(21日)は「TV Bros.」で連載の場を与えてくれた当時の編集長、歴代編集者の皆さんに『正直書評。』を直に渡すため、いつもの銀座「しも田」で宴会。
万里の長城を作った中国人を見くびってはいけない。冷凍餃子なんて九牛の一毛に過ぎないのであって、中国で縫製している服、中国で作っているオマケのフィギュア、中国を経由しているありとあらゆる製品と食品にはごく微量の毒が仕込まれているんであり、それを少しずつ少しずつ日本人に投与し続けることで、中国は日本人を100年かけて滅亡させようとしているのである。若男子の性欲減退、少子化現象も、もちろん中国人の深謀遠慮の成果。時々ワイドショーに出てくる、いかにもいい加減でおおざっぱそうなランニング姿の工場関係者のそうした態度はすべて、「まったく中国人はよー」と日本人を油断させるための演技なのであり、彼らの真の姿はあんなものではないのである。――という持論を熱く語った夜。


明けて本日は、ミステリチャンネルの収録を終えた後、三軒茶屋のシアタートラムで岡田利規演出の『友達』を観劇。安部公房の戯曲を読んでから臨んだのだけれど、役者による多少のアレンジはあったものの、ほぼ誠実に戯曲の台詞をなぞっていたことに軽く驚く。演出も、なんていうんだろう、わたしが観てきた80年代よりも前、70年代の匂いをまとっており(それは麿赤兒若松武史といった出演者が連れてきた匂いかもしれないが)岡田氏主宰チェルフィッチュの色は皆無。
ただ、大きな変更がひとつだけあり、それは冒頭のシーンを最後に配したこと。これは正解。戯曲を読むと、この冒頭のシーンがいかにも臭く感じられるのだが、それを最後に置き換えたことで臭みはかなり消え、不気味さだけが残ることになった。
開演5分前に、わたしの前の席に色違いのおそろのネルシャツを着た、とても可愛くてオシャレな若男子2人が座ったんだけど、まさか真後ろに「カップルだったらいいのになー」と妄想をたくましくしている47歳の白髪鬼がいるとは思ってもいなかったであろう。
どうしてくれよう。