いいお日和に日本一の笑顔 ―ライオンズファン感謝デー―

ナマスタ(生スタジアムでワクワクする)

23日勤労感謝の日。朝からいいお天気だったので、ライオンズのファン感謝デーに行ってみることにしました。初ファン感体験です。
西武線でコトコトと市街地に向かっていると、窓からの陽射しがポカポカと暖かくて、眠くなってしまう。
子どもの頃、ライオンズのお膝元・所沢の隣町に住んでいたので、武蔵野の雑木林のある風景はとても懐かしいのです。

初のパレードも行われるということでしたが、こちらは大変そうなのでイベントだけでいいやと思い(7万人が沿道に集まったそうですね〜)、のんびりと出かけました。ファン感もぼちぼちの人出はあるだろうとは思っていましたが…。
侮っておりました、日本一効果とイケメン軍団効果。

駅に着くと、改札を出るのにもう一苦労。

やっと出られた…。

それにしても秋晴れの空がきれいで…。
確かに絶好の行楽日和だもの…。

駅からまだまだ続く人波…。

いつもは球場で行うのですが、今年は修繕中とのことで、催し物は外の敷地やサブグラウンドで行われました。
メインステージのある場所のほか、サブグラウンドと室内練習場では、選手がノックやキャッチボールをしてくれるそう。
駅前広場には、屋台と優勝記念グッズを売るお店。特別のグッズが当たる抽選会には長蛇の列。球場入り口辺りには、なぜか動物広場なんてものもある。

他にも子ども達が遊べるコーナーを作ってあったり。

小さい子どもたちも、なんとか飽きずに楽しんでもらえるようにという苦心が見えます。集まった人達も、混雑のわりには意外にイライラしている人も出ずに、ゆったりした雰囲気です。ただ、ちょっとお年寄りと車椅子の方は大変そうで気の毒でした。

しばらく辺りを見てからメインステージに向かうと、もう大勢の人が席を占めていて周りは立ち見。おやおや、こりゃあステージの見える場所はゲットできないかな…。
それでもうろうろしてようやく、人の隙間からステージの見える場所を確保。

予定時間を少し回ってから、パレードを終えた選手達が到着して、ステージへ。今日は1、2軍全員登場です。が、騒動渦中の某コーチはさすがに姿ナシ…でしたが(^^;)。でも、潮崎、片平、石井貴といったコーチ陣の顔ぶれが懐かしい。西友に買い物に行く度に、松崎しげるの歌声で球団歌を擦り込まれていた身には、幼馴染と再会したような気持ちになるメンバーです。
最後にいよいよナベQ監督が登場してご挨拶。

昼間はことにライオンズブルーのユニフォームはきれいに映えますネ。

ちょっとぼやけますが挨拶する監督をトリミング。

挨拶が終わって、いろいろコーナーを見て回りました。まずはちょっと腹ごしらえ、と思ったら、どの屋台も行列です。あまりのいいお天気に、トン汁屋のおやじさんが「こんなに暑くなると思わなかったもんなぁ」と嘆き節。まあねえ、いつもの寒さなら、トン汁はとぶように売れたよねえ。でもそれでもかなりな行列で、ご飯ぽいものはあきらめて、並んだのは「ライオンズ焼き」のワゴン。熱々あんこがなかなか品のよい甘さで美味しかった!

そのうちに、あちこちで選手の姿が見られるようになってきます。
さすがにサインのおねだりや2ショット写真撮影などは禁止ですが、即席握手会をしていたり、売店に立っていたり、目の前に選手がいるのでファンは大喜びです。

動物広場から体力測定コーナーに歩いてきた中継ぎ投手の大沼選手。日本シリーズでは打たれちゃってその後出番がありませんでしたが、ハラハラヒヤヒヤさせるかと思えば、時折目の覚めるような快投をするので、ライオンズファンの間では「総帥」と呼ばれ、マニアックな人気がある選手なんです。

即席握手会をしていた正捕手の細川選手。歩く人をかわしながら撮ったのでピンボケですが、赤ちゃんをあやしてニッコリしたところです。ゴッツくって優しそうで…いい味です。


動物広場で、こちらも子ども達と遊んでいたのは、中継ぎ投手の小野寺選手。大沼選手と同じように、崩れるときと剛球のギャップが大きくて、ファンをやきもきさせるけど不思議に人気がある選手。彼はいくつもコーナーを回って、ファンの相手をしていました。陰になってますが、実は映画俳優並みに整ったルックスです。

グッズを売っていたのは、次代の主軸バッターと期待の若手、松坂(まつさか)健太選手。ちょっと照れくさそうに…。

お買い上げありがとうございます。

日本シリーズで、ケガをした細川選手に代わってメインキャッチャーの大役を見事に果たした銀次朗選手。カレンダー売り場でお手伝い。名前に合わせて銀髪になってました。うちの島ボス、トヨザキ社長の弟分か??流行るか、銀髪!?
最後の方でも、平尾選手が焼きソバを焼いていたとか、いろいろあったようです。選手もファンも楽しそうな笑顔がいっぱい。
さて、もう一度メインスタンドのある広場に戻ってみると、タイトルホルダートークショーが開かれていました。
首位打者のナカジ(中島選手)、ホームランキングのおかわり(中村選手)、最多安打数を分け合った片栗コンビ(1番打者の片岡選手と2番の栗山選手)が登場。でも、観客に回っていた星野投手からは、「喋りがつまらん!」のダメ出しが(笑)。
トークショーを聞きながら、反対側の後ろの方にあったサブステージに回ってみると、選手と写真が取れるコーナーがあって、何やら人が集まり始めました。はて、誰が出ているのかな?

お立ち台スタイルで写真のコーナーにいたのは、もしや…。

はい!今や時の人の感もある、キッシー王子でした!! あがり症キッシー君、やっぱり緊張顔になってしまっているけどイケメンぷりはテレビのまま。撮影が終わると、ニッコリ笑顔になるんですけどね。

キッシーの隣では、入団会見スタイルで写真コーナーにナベQ監督。どうも、キッシーの方に集まるファンを分散するための配置だったようですが、こちらも大人気でやっと人の間からお姿拝見できました。
あれこれしていたら、室内練習場の方には行き損ねて、イベントが終わってしまっていました。帰ってくる人達の表情を見ると、こちらも楽しそうでした。

そろそろ、秋の日も傾いてきたようで…。
電車の混雑が大変そうだから、最後のご挨拶を見るのはパスして、一足お先に。
ああ、なんだか期待以上に楽しいひとときでした。

乗り換え駅のホームには、七五三の女の子。赤いべべ。かわいい。もう、そんな季節です…。
日本一チームの笑顔を見てきたお土産は、ライオンズ焼きと、一番並ばなくて買えた優勝記念冊子。

このエンブレム、駅や電車のポスターになってたり、ビールかけで選手が着ていたTシャツや帽子にもついていたけど、
すごくカッコいいな。

球団サイトにもアップされていました。
http://www.seibulions.jp/event/thanks/gallery.php