12月13日(土)ザコは黙ってろの巻
今日は今年最後の書評講座で、ゲストは杉江松恋さん。
具体的かつ実践的な、わたしが普段受講生には言えないようなアドバイスがたくさんいただけて、わたし自身が「!」と気づかされたことがも多々あり、本当に有意義な時間だった。
というのも、わたしは「本が好き!」で連載している「ガター&スタンプ屋ですが、それがなにか?」という連載でもそうなのだけれど、見識というものがないのである。自分自身、ブックレビューを、かなり迷いながら書いている。だから、尊敬できる同業者の見識を知ることが、わたしにとってはいろんなことを考えさせられる契機といっていい。書評講座は、わたしのとって「何かを教える場」ではなく、「何かを学ぶ場」なのである。
さて、その流れでいうと、わたしが「TV Bros.」で書いた多島斗志之氏の『黒百合』評が、ミステリー・プロパーの皆さんの間で話題になっているようですが、やはりいろんなことを考えさせられました。今は年末進行で余裕がないのですが、それが全部片づいたらもう一度ちゃんと読み返して、訂正すべき(作者に謝るべき)点についてはここでちゃんと訂正(謝罪)し、それでも譲れない点についてもきちんと説明したいと思っています。
ただ、言いたいのはね。日下三蔵氏のように名前をちゃんと出してものを言う人に対しては、わたしは誠実に対処したいと願っていますけど、その周辺で、安全地帯からものを言ってるチキンやら、面白おかしく事を荒立てようとしているサルに対しては、オデはなぁーんにも言葉を発する気持ちはありません。そういう人たちに対しては、軽蔑しか抱けません。なぜなら、わたしのように本名で書いている人間が、あなたたちのような卑怯な人から学ぶことなんて、何ひとつないからです。
というわけですので、多分20日過ぎになるとは思いますけど、多島さんと日下さんだけに向けて書く日記があると思います。間があいてしまって、申し訳ありませんがご寛恕願います。