3月17日(火)おとなげないけど、いた仕方もないの巻
光文社のPR誌「本が好き!」で連載している「ガター&スタンプ屋ですが、なにか?」の11回目の原稿を送る。今回のテーマはAmazonのカスタマー・レビューだ。
おとなげないことに、ある一人のベスト100レビュアーの書いた悪意だだ漏れ感想文を取り上げて、その不毛について書いた。
しかし、わたしにはわからない。わかりたくもない。「わたしの好きな小説だけ書け」と上から目線で作家に無理を押しつける匿名レビュアーの神経が。「わたしが好きじゃない(理解できない)作品=駄作」と決めつける匿名レビュアーの高慢が。作家の成長や変化や冒険を許さない匿名レビュアーの狭量が。安全地帯からオモチャの鉄砲で戦争ごっこしている無邪気さが。
小説作品への批判は返り血を浴びる覚悟でなさいませ。ないなら、やめれ。