4月29日(水)GW?それが何か?の巻

数えてみたら、諸事情があって5月10日までに13本の締切を片づけなければならないことが判明して笑っている。
まあ、毎日1本ずつ着実にこなしていけばいいというだけの本数なのだけれど、webちくま用の『カラマーゾフの兄弟』の他にも5冊は新刊を読まなければ締切自体に対応できないわけで、読みながら書く、その配分を考えなければならないのがちょっとしんどい。
昨日は、仲のいい友人3人(全員編集者)とコーエン兄弟の『バーン・アフター・リーディング(すっっっごく、面白かった! アメリカの馬鹿見本市みたいな映画で、特にプラピが演じた馬鹿の愛らしさは真似せずにはいられないほどの吸引力がある。魅了されるとはこのことだ。この映画の中で徹底的に貶められているCIAは実情ほぼそのままという説もあり、その意味でも必見の映画と思う。わたしは原作をいじるコーエン兄弟より、オリジナル脚本のコーエン兄弟のほうが好きだな)を観た後、上野の韻松亭で鳥すき焼きを食したのだけれど、出版業界にも吹き荒れる厳しい不況の風エピソードの数々を聞くにつけ、「仕事があることの幸せを噛みしめるべし」と肝に銘じざるをえないわけで。
でも、それでもひどい腰痛を抱えながらの坐業を余儀なくされる我が身の肉体的なつらさは軽減されるものではない。にもかかわらず、わたしはよく知らない人から身体を触られるのが苦痛なので、マッサージというものに行けないのである。なんだろう、多分、無防備になるのがイヤなんじゃないか。
面倒臭いヤツだなあ>自分。
とはいえ、締切地獄を抜けると、わたしにはひとつとても愉しみなことが待っているのであった。それを励みに今日も坐業、明日も坐業、ずっと坐業。