2009年の面白かった海外小説

Twitterに「#yontomo09」というハッシュタグを立てて、そこで「2009年に出た面白海外小説」の投票を募ったところ、こんな結果になりました。
円城塔さん曰く「すごくきれいなベストテン」、若島正さん曰く「とても普通とは言い難い異常なベストテン」(笑)。

<ベストテン>

拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1)

拳闘士の休息 (河出文庫 シ 7-1)

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

フロム・ヘル 上

フロム・ヘル 上

ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)

ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)

通話 (EXLIBRIS)

通話 (EXLIBRIS)

夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語

夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語

歌の翼に(未来の文学)

歌の翼に(未来の文学)

ジーザス・サン (エクス・リブリス)

ジーザス・サン (エクス・リブリス)

やんごとなき読者

やんごとなき読者

17票 トム・ジョーンズ『拳闘士の休息』(河出文庫)*
14票 ジャック・ルーヴォー『麗しのオルタンス』(創元推理文庫)*
13票 アラン・ムーアフロム・ヘル』(みすず書房)*
10票 マイケル・シェイボンユダヤ警官同盟』(新潮文庫)*
10票 ロベルト・ボラーニョ『通話』(白水社)*
10票 カズオ・イシグロ夜想曲集』(早川書房)*
7票 トマス・M・ディッシュ『歌の翼に』(国書刊行会
7票 デニス・ジョンソンジーザス・サン』(白水社)*
7票 アラン・ベネット『やんごとなき読者』(白水社)*
7票 ドン・ウィンズロウ『犬の力』(角川文庫)
6票 ノーマン・ロック『雪男たちの国』(河出書房新社)*
5票 フィリップ・クローデル『ブロデックの報告書』(みすず書房)*
5票 ポール・トーディ『イエメンで鮭釣りを』(白水社)*
5票 スティーヴ・エリクソン『エクスタシーの湖』(筑摩書房
5票 タオ・リン『イー・イー・イー』(河出書房新社)*
5票 ジョナサン・キャロル『木でできた海』(創元推理文庫
4票 コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』(早川書房
4票 スティーヴ・トルツ『僕を創るすべての要素のほんの一部』(ランダムハウス講談社
4票 ジョージ・オーウェル『一九八四年』(ハヤカワepi文庫)
4票 イアン・マキューアン『初夜』(新潮社)
4票 ロイド・ジョーンズ『ミスター・ピップ』(白水社)*
4票 イスマイル・カダレ『死者の軍隊の将軍』(松籟社
4票 クレア・キーガン『青い野を歩く』(白水社
4票 ブノワ・デュトゥールトゥル『幼女と煙草』(早川書房) 
3票 ブルース・チャトウィン『ソングライン』 (英治出版
3票 J・D・サリンジャーナイン・ストーリーズ』(ヴィレッジ・ブックス)
3票 アデライア・カルシア=モラレス『エル・スール』(インスクリプト)*
3票 スティーグ・ラーソン『ミレニアム』3部作(早川書房)*
3票 ジョー・R・ランズデール『ババ・ホテップ』(ハヤカワ文庫)*
3票 ジャン=パトリック・マンシェット『愚者が出てくる、城塞が見える』(光文社古典新訳文庫
2票 若島正編『モーフィー時計の午前零時』(国書刊行会)*
2票 ジョージ・R・R・マーティン『洋梨形の男』(河出書房新社)*
2票 マイケル・オンダーチェ『ディビザデロ通り』(新潮社)
2票 ヘミングウェイ『移動祝祭日』(新潮文庫
2票 魯迅『故郷/阿Q正伝』(光文社古典新訳文庫
2票 チャールズ・ストロス『アッチェレランド』(早川書房
2票 ドン・デリーロ『墜ちてゆく男』(新潮社)*
2票 リチャード・フラナガン『姿なきテロリスト』(白水社)*
2票 ピーター・キャメロン『最終目的地』(新潮社)*
2票 ダーナ・ラスグプタ『東京へ飛ばない夜』(ランダムハウス講談社
2票 スーティーヴン・キング『悪霊の島』(文藝春秋
2票 ボルヘス『創造者』(岩波文庫
2票 リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン』(新潮社)*
2票 イサベル・アジェンデ『精霊たちの家』(河出書房新社
2票 R・J・エロリー『静かなる天使の叫び』(集英社文庫

以下、1票
バーナード・マラマッド『喋る馬』(スイッチパブリッシング)
レベッカ・ブラウン『犬たち』(マガジンハウス)*
クラーク・アシュトン・スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』(創元推理文庫
リサ・ジェノヴァ『静かなアリス』(講談社
スコット・フィッツジェラルド『ベンジャミン・バトン』(イースト・プレス)*
ギジェルモ・マルティネス『ルシアナ・Bの緩慢な死』(扶桑社ミステリー)
ベンジャミン・ブラック『ダブリンで死んだ娘』(ランダムハウス講談社文庫)
ポール・オースター『ガラスの街』(新潮社)
スコット・フィッツジェラルド『冬の夢』(中央公論新社
ダニロ・キシュ『庭、灰』(河出書房新社
ユーリ・ツェー『シルフ警視と宇宙の謎』(ハヤカワepi文庫)
ナンシー・クレス『ベガーズ・イン・スペイン』(ハヤカワ文庫)
ジム・トンプスン『この世界、そして花火』(扶桑社ミステリー文庫)
ダニエル・ケールマン『僕とカミンスキー』(三修社
アントニオ・タブッキ『イタリア広場』(白水社)*
ジョー・ホールドマンヘミングウェイごっこ』(ハヤカワ文庫)
ドナルド・E・ウェストレイク『泥棒が1ダース』(ハヤカワ文庫)
トム・ロブスミス『グラーグ57』(新潮社)
ロバート・ウェストール『水深五尋』(岩波書店
レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』(早川書房
ヴァージニア・ウルフ灯台へ』(河出書房新社
フィリップ・リーヴ『アーサー王ここに眠る』(東京創元社
ジョージ・オーウェル動物農場』(岩波文庫
ボフミラ・フラバル『あまりにも騒がしい孤独』(松籟社)*
ネヴィル・シュート『渚にて』(創元SF文庫)
フラナリー・オコナーフラナリー・オコナー全短編』(ちくま文庫)*
ラブレー『ガルガンチュアとパンダグリュエル』(ちくま文庫
アルトゥーロ・ペレス・レベルテ『戦場の画家』(集英社文庫
チャイナ・ミエヴィル『ペルディード・ストリート・ステーション』(早川書房
アーサー・C・クラーク『都市と星』(ハヤカワ文庫)
ジョン・スコルジー『最後の星戦』(ハヤカワ文庫)
ウィリアム・トレバー『アフター・レイン』(彩流社
ヴァーナー・ヴィンジ『レインボーズ・エンド』(創元SF文庫)
マルコス・アギニス『マラーノの武勲』(作品社)
ニール・ゲイマンアメリカン・ゴッズ』(角川書店
ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』(角川書店
アーシュラ・K・ル=グウィン『所有せざる人々』(ハヤカワ文庫)
アーシュラ・K・ル=グウィン『ラウィーニア』(河出書房新社
レジナルド・ヒル『死は万病を癒す薬』(ハヤカワ文庫)
ジェイン・オースティン『ノーサンガー・アビー』(ちくま文庫
マリヴォー『贋の侍女・愛の勝利』(岩波文庫
田原(ティアン・ユアン)『水の彼方』(講談社
アラヴィンド・アディガ『グローバリズム出づる処の殺人者より』(文藝春秋
ピーター・S・ビーグル『完全版 最後のユニコーン』(学研)
ピーター・ロビンスン『余波』(講談社文庫)
ケン・フォレット『大聖堂』(ソフトバンク文庫)
ティーヴン・L・トンプスン『A-10奪還チーム出動せよ』(新潮文庫
デニス・ルヘインコーパスへの道』(ハヤカワ文庫)