ステルス(2005/米)

<ものがたり>
ステルス戦闘機を操る、米軍精鋭の若手3人チーム。ある日「もう一人の仲間」を紹介されるが、なんとそれは世界最高の技術を結集した人工知能搭載の無人ステルス機エディ。上層部の意見には逆らえず、しぶしぶチームとして出動する3人。初任務完了後、雷に直撃されたエディは暴走を始め…。
てな具合で、よく言えば『2001年宇宙の旅』、はっきり言っちゃえば『地獄のデビルトラック』(笑)。しかもキングと違って、ヘタに機械にアメリカ軍的な意思(笑)があるもんだから始末が悪いのだった。ぶっこわれた理由が雷、ってのもツボですが(笑)、能力の一つに、
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という、何のために戦闘機に付いてるんだかわからない機能が搭載されており、イカレてからは、自らBGM(ハードロックかラウド系?)を 流しながらアメリカ以外の国を破壊しまくる、というえれー迷惑さ(笑)。
外宣ステルスとでも申しましょうか。
誰しも予想できるように(笑)、メンバー一人ずつが狙われていき、紅一点のおねーちゃんは北朝鮮に不時着。プログラム製作者にも阻止できないエディは、騒音を撒き散らしながら勝手にロシアの核施設爆破に向かったりする(笑)のですが、なまじ会話ができるため、脅したりすかしたりご機嫌を伺ったりする主人公の男。機械に情でうったえてどうするよ!!!
しかもそれ、隣のステルス(この状況が既に妙)の方を向いて話しかけるってなんなんだ。バイクでツーリングか?(笑)
そして北朝鮮のレーダーに感知されないために超低空飛行するエディ。レーダーには気づかれないけど肉眼でわかるだろ!!(笑)
<おまけに、格納庫をゆるがすほどの大音量でBGM付き。
北朝鮮にグランドキャニオンみたいなとこがあったり、明らかにロシアの領空侵犯してるくせに、「敵機が攻撃してきました。反撃します。」って、すっかり仲良くなって撃墜する主人公とエディ…おい!(^^;
さあ、この他にもどんなトンマなシーンがあるか皆さんも確認しましょう!
ジェイミー・フォックス、『レイ』でアカデミー主演男優賞を取った後でこんな映画に出ること自体すごい。あっぱれだ(笑)。