今年初めてのスタジアム ―FvsE戦観戦―

ナマスタ(生スタジアムでワクワクする)

7月17日木曜日。アキレス腱を切ってから初めてのナマスタ観戦に出かけました。
東京ドームでのファイターズ対イーグルス戦です。
東京ドーム、相変わらず狭いし、うるさいし、汚いし、めちゃ美味!って物無いくせに食べ物もビールも高い。駅近という以外、ちっともいいとこが無い球場だけど…。
でも、会社帰りにここに寄っては、ビール片手に客席ガラガラのファイターズ戦をひとり観戦するオヤジOLだった私としては、たまに (最近は本当に“たまに”になりました…) ファイターズがここで試合をするときは、こりゃあ足を引きずってでも行かずばなるまい、と思うわけです。
で、やたら勢いよく回る回転ドアに押されるようにしてドームの中に入り、気圧差でちょっとツーンと詰まった耳に「おーっ!」という観客の声や打球音が聞こえてきて*1、テントのような屋根にカクテル光線が白っぽく反射してるのが見え、歩いていくとやがてきれいな緑色の人工芝が見え、小さく選手達が散らばっているのが見え、そうすると、狭くて、うるさくて、汚くて、ビールは高くても、やっぱり「野球場っていいなあ…」と、ワクワクしてしまう。
どうも私は根っから<スタジアム>とか<アリーナ>という<場所>が好き。もしかしたら、そこに入っていくときのワクワク感が、試合以上の楽しみなのかもしれません。

この日は3塁側に行くことにして、乾杯シート*2に陣取りました。
先発は、イーグルスドミンゴ、ファイターズ・ダルビッシュ。ユーモラスなドミちゃんの投げ方も面白かったのですが、お目当てはダル君のフォームの生スタチェック。
途中、エラーがらみで1失点したものの、絶好調のダル君。サクサクと終わってしまうイーグルスの攻撃。
実は、後から来るはずだった友人が外出残業になって、待てど暮らせど到着しない。チケットは既に購入済み。たぶん、8時半過ぎくらいから最後2、3イニング見られればいいと思ってるんだろうけれど…。
しかし、ゲームはサクサクサクサクと進み、なんと8時でもう7回。気が気でなくて、ビールが喉を通りません。
おまけに、前の席では座高の高いあんちゃんが、座高が高いのに隣の彼女とラブラブで、寄りかかったり寄りかかられたり。その上、それでなくても座高がかなり高いのに、数少ない得点場面になると立ち上がり、視野を全面的に遮ってくれます。
そんなこんで、もう、試合経過の方は何がどうなったやらさっぱりわからない。
結局、2時間半で、サクサクサクサクサクサクと試合は終了してしまい、ダルは89球というこの時点での今期最少投球数*3という見事なピッチング。3対1で完投勝ち。
そして、ようやく友人からメールが…。
「今、後楽園駅に着きました!…
……向こうからドーム帰りの人がいっぱい歩いてきます…」


日野→品川区→文京区という大移動の末、試合は見られなかったのにチケット代は律儀に払ってくれた友人には、その後の飲みでしっかり憂さばらししていただきました。
何だかパタパタ落ち着かなかった、今年初めてのナマスタでした。
でも、それでもやっぱり楽しかった。
そうそう、お目当てだったダル君のフォームですが、座高クンカップルに邪魔されながらも、しっかりチェックいたしましたんですよ! なかなかの収穫でした。

さて、次のナマスタはいつにしようかな…。

*1:東京ドームの屋根は屋内と屋外の気圧差で膨らんでいます。それで、出入りするとき、トンネルの中に入ったように耳が詰まります。

*2:東京ドームでのファイターズ主催試合だけのサービス席。内野指定席最上段通路際数列対象で、割安になる上に生ビール1杯とおつまみ(チーカマなど)が付きます。当日夜だと1塁側は無理ですが、3塁側は残っていることがあります。お得ですが、周りは大概チーム親会社社員や招待客が固まっている席。人を捜したり野球に飽きたりし席て歩き回る人も多く、少々落ち着かないし、元々見易い席でもないので、じっくり野球を見たい人にはあまりオススメではありません。

*3:3日後の20日、マリーンズ渡辺投手が88球で記録更新。