『あかちゃんのドレイ。』
- 作者: 大久保ヒロミ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/13
- メディア: コミック
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これも人気あるエッセイマンガ。知人からプレゼントしてもらいました。
実は妊娠中に読んだときには、そんなに好きになれなかった(くださった方、ゴメンナサイ)。なんか自己犠牲的過ぎるというか、被害妄想入っちゃってるんじゃないのーと。
しかーし、出産後にもう一度読んだら、自分と同じく予定日超過→帝王切開とか母乳育児に悪戦苦闘など、共感ポイントが激増していた。
子育て中いちばんのストレスは自分の時間が取れないってことじゃなかろうか。実は私の場合、思ってたよりは時間が使えるなーというのが率直な感想。しかし、そこで調子に乗って「これやろうあれやろう」「この本読もう」「ネットやろう」と能動的に自分の時間を取りにいってしまうとアウト。思い通りに行かない状態にストレスを感じてしまうのだ。
あくまで主人公は子ども。そこを忘れずに、子どもが寝たりひとりで機嫌よくしてる時間に好きなことをすれば、そこまでストレスを感じなくても済む。
なんてエラソウなこと言ってるけど、きっとこれも赤子が寝たままの今だからこそ。動き出したら、そんなこと言ってられないんだろうなあ〜。
あ、話ずれた。そう、悲惨な面ももちろんある育児なんだけど、ヨロコビももらさず描いてあります。出産前は建前だと思ってた「我が子の顔を見ると苦労を忘れる」ってヤツ、ほんとなんだよねえ〜。
個人的には、自分の目には世界一かわいく映るわが子が、カメラのファインダーを通すとブサイクに見えるというエピソードがいちばんウケました。やっぱり親の目には「親ばかフィルター」が自動装填されるものなんだろうか……。