夏の思い出2.―都市対抗野球決勝戦とイチローの貴重な…と小さな疑問―

ナマスタ(生スタジアムでワクワクする)

去年の夏、初めて都市対抗野球*1を観戦しました。ずーっと憧れていたのですが、なかなか機会が来なかったのです。
昭和2年に始まった歴史ある大会は、よく紹介されていたとおり、独特の雰囲気がとても楽しい、ステキなスポーツイベントでした。噂の応援合戦も、噂に違わぬ元気さでした。
野球仲間の仕事関係で観戦して、応援したのは、川崎市代表の日本石油エネオス)チームですが、エネオスの応援は、ごく健康的なチアリーディング。
すごかったのが、相手チームだった大阪ガスチームの応援。もう、「さすがだ大阪…」と降参するしかない華やかさ。チアガールが2度も3度も“衣装”を着替え(あのフラメンコのようなドレスは“ユニフォーム”じゃありません)、難しいクラシック曲「展覧会の絵」を応援マーチにアレンジするという高度なテクニックを披露してくれたブラスバンドなど、お見事でした。
東京ドームの都市対抗は、もはや夏の風物詩です。
通路の両側に大会のパネル。
水道橋を降りると、駅前の歩道橋から、ほろ酔いで赤い顔のお父さんたちが楽しそう。そして、おばあちゃまに手をひかれたお孫さんなどのご家族連れ。他のスポーツ試合とはちょっと違う、本当にファミリアスな雰囲気です。
試合は、チームの応援席に入ると、「応援してくれる人ならば…」ということで基本無料で観戦させていただけます*2。1回戦では、マフラータオルやうちわの応援グッズまでもらえます。下降する景気の影響で次々と名門チームが解散していきますが、それでもまだ、古き良き時代の企業スポーツの心意気とプライドがスタジアムに満ち満ちていて、活気がありながらのどかで温かい、どこか懐かしい空気が流れているのでした。
 
去年は1回戦を観戦したのですが、エネオスチームは2回戦敗退でした。
そして、「今年も出るよ」という連絡をいただきました。
1回戦は仕事が延びて東京ドームまで行きながら試合に間に遇わず…。ああ、運が悪い、と思っていたら、そんなことはありませんでした。スポーツブログを始めてから、やっぱりスポーツネタ運最強!です。
エネオスは快進撃で、決勝戦を観戦!!
相変わらず、ほろ酔いのおじさまたちが元気でした。
チアリーディングは今年も健康的でした。
チアガール、キュートです。
が、何より一番の話題は、彼ですよ、彼。
そう、メジャー行きとウワサの(というか、最近は物議の?)田澤投手!
バッチリ見ました彼の快投。ご覧くださいませ!!!


真ん中のポチっと見えるのが、彼。
え?、小さい?。小さいですか…。小さいかあ…。
じゃあ、オマケ。えーと…。
 どやっ!
優勝エネオスの整列。と…。
 どやっ!
割れる前のくす玉…。

…ショボい?ショボいですか…ショボいですな…。
すみまっしぇん(^∀^;)。
実は、この頃はまだデジカメがなくて、携帯写真しか撮れなくて。さすがにスタンドの上の方からだとマメつぶ写真になちゃうんです。
それでね、狙ったんですよ。<動画で優勝の瞬間!!>を。撮れた!はずだったんですよ。
ただ、忘れてたんです。携帯も買い替えたばかりだったのを…。
録画→記録の操作、まつがえちゃったらしいんです。
録画データいくら探しても見つからないんです、<動画で優勝の瞬間!!>が…。
<最強スポーツネタ運継続中>と同時に、ベッカム遭遇写真大失敗からの、<決定的瞬間写真運氷河期状態>も継続中だったらしい…。
代わりにこれでカンベンしてやってください。

一緒に観戦したカブレラ*3ファンの若者(学生さん)が、「机の中整理したら、出てきたんですよ〜」と言いながら見せてくれた、
イチロー様、オリックス・ブルーウェーブ時代の走・攻(打)・守3枚セット図書カード>
でございます。もちろん、未使用、未開封
「うぉおお、かわゆかった頃のイチローだあ…」、「しかも振り子打法だし〜…」、「お、お、お、お宝じゃん…」
と、涎を垂らさんばかりの年増姉たちの、
「ちょ、ちょっと、一回オークションとかで値段みたら?」、「1万円くらいは行くんじゃないの?」
なぞという強欲丸出しの言葉を「そーですかあ」とさらり聞き流した彼。
毎年アメリカ観戦に通っている、一番のイチローファンの女性にカードを渡し、ニコっとしながら「あげますよ」ですって…。く〜!、カッコいいぜ、若者!
さて、そんなパ・リーグ通の若者と、世代ギャップを超えて、あることで意見が一致したんです。
田澤投手がクローザー*4として登場したときに、オーロラビジョンに映った彼のアップ画像。それを見て、ふと私が「なんだか、セ・リーグっぽい顔立ち…」とつぶやいたら、若者も「わかります。セ・リーグによくいるタイプの顔…」とつぶやいたんです。で、二人で考え込みました。
「?どういうところがセ・リーグっぽい感じなんだろ???」
でも、わからなかったんですねえ。我々がどういう顔立ちがセ・リーグに多いと思っていて、なんで田澤投手の顔を見て<セ・リーグっぽい>なんて印象を受けてしまったのか…。
もし、同じことを感じた人がいたら、ぜひ深層心理を分析してほしい、小さな疑問なのでありました。
エネオス野球部・選手紹介頁

http://www.eneos.co.jp/company/baseball/player/e71_cobapl_pitcher.html#17
(うーん…ユニがジャイアンツカラーのせいだろうか…でも今年はむしろダイエー時代のホークスユニっぽかったのだけど。…今、見直しても<セ・リーグっぽい>と感じてしまう…なぜ?ナゼ?why?)

*1:ウィキ紹介→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%AF%BE%E6%8A%97%E9%87%8E%E7%90%83

*2:しかし、それでも料金を払う外野席に、ぽつんぽつんと観戦している人がいます。根っから野球の好きな方か、絶対マイペースで観戦したい方か…でもとにかく野球が好きな人でしょうネ。

*3:去年までライオンズ、今年からバファローズの外人助っ人。丸太のような腕をした豪快ホームランバッター

*4:味方がリードして迎えた9回の相手の攻撃を抑えるために登板するリリーフ投手。