4月7日(火)2009年本屋大賞決定の巻

大賞受賞作品は湊かなえの『告白』(双葉社)。
2位:和田竜『のぼうの城
3位:柳広司ジョーカー・ゲーム
4位:池上永一テンペスト
5位:百田尚樹『ボックス!』
6位:貴志祐介新世界より
7位:飯嶋和一『出星前夜』
8位:天童荒太『悼む人』
9位:東野圭吾流星の絆
10位:伊坂幸太郎『モダンタイムス』
うーん、わかるけど。そもそも『告白』は書店から人気に火がついた作品だから、書店員さんたちが応援したくなる気持ちはわかるけど。
けど……、がっかり。2位に『のぼうの城』が入ってることにも、がっかり。あくまでも個人的な評価ですが、この10作なら『告白』は6位で、『のぼうの城』は8位。そもそも、この上位10作の内容が、あまりにも没個性的というべきで、まあ、(わたしが嫌いな似非)民主主義的な投票で選ぶ賞だから、すごくダメなものもはじくかわりにすごくいいものもはじいてしまう結果になってしまうのは仕方ないんだけど。
あと、大きなお世話というものでありましょうが、現時点の湊さんがデビュー作でこのように大きな賞を受賞してしまったことも心配。いや、ほんとに大きなお世話な話なんではありますし、書店員さんたちには湊さんに負うべき責任なんてものはないんでもありますが。
あとは編集者次第と思う。目先の“売れセン”を狙わせるのではなく、湊さんの可能性を広げることを第一義におく編集者に恵まれますように。

今日は締切が1本しかなかったので、MartinOO-45の弦を張り替えていじっておりました。すっげえ、いい音!
愉しいかな、一人遊び。