6月6日(金)短気は損気の巻

原稿を2本仕上げて送稿。
うちには17歳の高齢猫がいて腎臓を悪くしているので、「H4O」という酸素をいっぱい含んだ水を取り寄せているのだけれど、それが配達予定日を3日も過ぎてもやってこないので苦情の電話をかける。そしたら、いろいろ不備が重なって配達が10日になるとかいうので、思わず電話口で怒ってしまったんだけど、そこまでのつなぎとして明日何本か送るので勘弁してほしいと言ってくれたので矛を収めた。
わたしは基本的に機嫌のいい人間ではあるのだけれど、瞬間湯沸かし沸騰器的なところもあって、そういう短気な性格はいかんなあと反省。それに、わたしは怒るととてもおっかないらしい。目つきが尋常じゃなく怖ろしいらしい。わたしはよく知らない人も混じっている飲み会の席で、品性下劣だったり、若い子に自慢混じりの、しかも内容が超くだらねえ説教とかしてる男を発見すると、軽蔑と憎悪を思い切り込めた目で睨みつけてやることがあるのだけれど、そういう時、大部分の男は怯えてへらへら笑う。時々、怒鳴ってくるヤツもいるけれど、そういうタイプはたいてい馬鹿なので、簡単に言い負かすことができる。若い頃は言い負かした相手からグーで殴られたこともある。もちろん、やり返した。
あと、今思い返しても冷や汗ものなのだけれど、駅のホームに向かう階段を上がっていた時、小走りで下りてきたサラリーマンに「どけどけ!」とばかりに肩をどつかれ、頭ん中が瞬時に沸騰、振り向きざま、そいつの背中を足で蹴ったことがある。どつかれてから背中を蹴るまで1秒もかかってないと思う。そしたら、「ひゃあぁーーーーーーーー」と奇妙な悲鳴を上げて、そいつは階段の下までものすごい勢いで駆け降りていき、ようやく止まった後、わたしのことを化け物でも見るかのように怯えきった目で見上げてきたんである。もし、そいつが転んで、そのままごろごろ転がり落ちて、首の骨でも折ってたりしたらと思うと、ゾッとする。
短気は損気。以来、気をつけてはいる。