8月2日(土) 見学の巻

池袋コミュニティカレッジ米光一成さんが開講している「文章力トレーニング講座」を見学に行きましたの。本日の課題は「文章力トレーニング講座がどのようなものか人に伝える」(字数制限は無し。対象は講座のことを知らない人)。
文章を磨くというよりは、文章で何かを他者に伝えるとはどういうことなのかについて考える講座で、わたしには米光さんのこんな言葉が響いたのでした。

たとえば「クイックジャパン」に原稿を依頼されたとして、いかにも「クイックジャパン」が書いてほしそうなことに合わせて書いてしまった場合、自分自身との距離を見失って(トヨザキ補足:編集者から出されたテーマについて、本当はどう思っているのか、どう書きたいのか、何を書きたいのか――といった思考を放棄してしまうことを意味してるんだと思います)、オレじゃなく誰が書いてもいいじゃんって文章になってしまうのはつまらない。

胸に刻むべし。
打ち上げに誘っていただいたのだけれど、読まなければならない本が山積みで、後ろ白髪を引かれつつも真っ直ぐ帰宅。で、読まなきゃいけない1冊ってーのがサラ・グルーエンの『サーカス象に水を』(ランダムハウス講談社)なんですが、これ、動物にひっでえことしやがるキャラが出てくるんですよ。もっ、そいつが動物を虐待するシーンのたびに、ケモノバカ一代のオデは大袈裟でも何でもなくギボヂが悪くなってしまって、そのたびにページを繰る指が止まってしまうもんだから……。あ、でも、ついさっき読了したんですが、最後まで読めばだいじょうぶ。後味は悪くないです。うー、でも、ある意味では後味悪いんだよなあ。難しそうだなあ、この本を評するのは。
この2日間、ウクレレの練習をしながら「全英リコー女子オープン」を観戦してるんですの。オデったら実は30代の頃に3年間くらいゴルフに夢中になって、週に3回は打ちっ放しに通い、2ヵ月に1回はコースを回ったりしてたんですの。なのにある時、憑きものが落ちたみたいにクラブをまったく握らなくなって、それっきりやめちゃった。
不動さん、がんばれ!
桃子や藍ちゃんにとってのゴルフより、なんか不動さんにとってのゴルフのほうが重そうだから。