トヨザキ社長の駄々な日々

12月7日(日)ワッツでもビヨンセでもないナオミの巻

昨日(6日)は早稲田大学で客員教授をなさっておられる永江朗さんに呼ばれて、学生相手に「どんな学生生活を送ったか」「どんな仕事をしてきて今に至るのか」「どうやって書評を書いているか」といった話をしてきた。しかし、9月に集中講義してきた京都造…

12月5日(金)不穏で不吉の巻

雨をためこんだ灰色の雲が重く重く垂れ下がり、生暖かい風が強く強く吹いていて、なんだか不穏で不吉だ。わたしは好きだな、こういう天候。 8月から9月にかけてのメガ・ノヴェル連続刊行に翻弄されて、読み損ねていた国内外の小説を書き仕事と新刊チェック…

12月3日(水)断り方がわからないの巻

昨日(2日)は東京堂で店長のS野さん、永江朗さんと「読書マラソン」のイベントに関する打ち合わせ。5000円分の図書カードをいただいたので8000円分の本を買う→喫茶店で朝日新聞のO上記者から「2009年期待の作家」についての取材を受け、しかし自分は村田…

12月1日(月)怖ろしい2週間が始まるの巻

12月ですよ、お母さん。師走ですよ、お母さん。でも、オデたちの仕事に関しては、どっちかというと「師座」ですよ、お母さん。お母さん、お母さん、うるさいですか、お母さん。 というわけで、年末進行もラストスパートにさしかかってまいりました。これから…

11月30日(日)福岡はよか所の巻

まず、28日(金)の話から。国内小説&海外小説&主流小説&エンタメ、ジャンルの壁をすっかり取っ払ってベストテンを決めるという試みは面白いけれど、やはり現状のやり方だと難しいと思った次第。このイベントを開くにあたっての事前の準備不足も反省した…

11月28日(金)おしゃべりクソ野郎(c有吉)の巻

今日は「ハーパース・バザー」の取材を受けた後、新宿のジュンク堂で杉江松恋氏、三浦天紗子氏、吉田伸子氏、藤田香織氏、末國善己氏が今年のオモシロ小説ベストテンを決めるトークイベントの司会。明日は「ブックオカ福岡」のイベントで、若い人たち相手に…

11月27日(木)オデにだってわからないけどの巻

この時期、いろんな媒体からベスト3〜5を選んでほしいという依頼が来るのは例年どおりなんだけど、今年は「来年ブレイクしそうな作家を挙げてほしい」という依頼がぐっと増えた。いわゆるトレンド予測である。藁にもすがるというヤツか。細かい内容によっ…

11月26日(水)祝!初TAB譜の巻

一晩たってみると、あんなことで怒った自分もかなーりスモール・アスホールだったということに気づき、反省。言論の自由。オデだけの店じゃない。短気は損気。そういうことを忘れてはいけない。 ジェイク・シマブクロの初めてのTAB譜が出たことを知って驚喜…

11月25日(火)バカは遍在するの巻

今日は大事な友達と神楽坂で会って、そして飲んだりしていたのです。で、大事な友達がそばにいて話をしている時には気づかなかったんですけど、大事な友達がトイレに行って耳に入ってきたのが、隣の席で飲んでいた30代男子2人の……。 なんかさあ、もう、それ…

赤ちゃんは金髪がお嫌い?(トークショー打ち上げで社長を目撃!)

『正直書評』発売記念トークショー後の打ち上げでの話 編集者であり書評講座生であるHさんが、先日1歳になったばかりのかわいい息子さんを連れて打ち上げに参加。彼は、数十人の大人がわいわいがやがやしている中で、泣きもせずにおとなしくしていた。で、…

11月23日(日)立川オリオン書房ノルテ店の巻

立川へ。佐々木敦さんが出している「エクス・ポ」第1期のコンテンツ「プロフェッショナル読者論」を公開でやってみようということで、佐々木さん、仲俣暁生さんとトークイベント。ネタ本はアンドルー・クルミーの『ミスター・ミー』(東京創元社)偽書もの…

11月22日(土)おそろのネルシャツに萌えの巻

ほっぺた関係はほぼ完治。昨日(21日)は「TV Bros.」で連載の場を与えてくれた当時の編集長、歴代編集者の皆さんに『正直書評。』を直に渡すため、いつもの銀座「しも田」で宴会。万里の長城を作った中国人を見くびってはいけない。冷凍餃子なんて九牛の一…

11月20日(木)自分でがんばるの巻

顔の腫れはだいぶ引いてきた。この症状は2年にいっぺんくらい出る持病のようなもので心配するにはあたらない。抗生剤をのんで、患部を冷やして、できるだけおとなしくしていれば1週間くらいで完治してしまうのが常なのである。そもそも、わたしは医者いら…

11月18日(火)顔、さらに腫れ上がるの巻

ひさびさに本人降臨でございます。なんなんでしょうか。歯茎もしくはほっぺたの内側の傷からバイ菌が入りこみゃあがったんでしょうか。昨夜から熱と痛みを発症した挙げ句、顔の右側半分が「ほげーっ」てくらい腫れ上がっちゃったんですの。ただでさえふくれ…

11月16日(日)ミステリーチャンネル収録中の社長を目撃!!

ここのところ、島日記の方はすっかりほったらかしで、あっちへバタバタこっちへバタバタと駈けずり回っておいでになる島のボス、トヨザキ社長。雨が落ちたり落ちなかったりの空模様だった日曜日の午後。 おっ洒落〜な青山通りの本屋さん、青山ブックセンター…

8月8日(金)北京五輪開幕の巻

開幕式、中国の人海戦術のすばかしさ(素晴らしくばかばかしいの意)に爆笑。なんか、こうわらわらと地中から湧き出してきたって感じ。 しかし、「簡体字」の画数で入場を決めるって……、どこまで自己主張すりゃ気がすむんだよ。

8月7日(木)花火の巻

表参道で「宣伝会議」の取材を受けたのち、三浦天紗子さん宅で神宮外苑花火大会を見物するイベントに混ぜていただく。花火はきれい。当たり前すぎるコメントありがとうございます>じぶん。その後の宴会では、書評講座の仲間や、三浦さんのベリーダンス仲間…

8月6日(水)終日自宅の巻

二日酔いのギボヂ悪さを抱えながら自宅で仕事。 NHK BSの「週刊ブックレビュー」の出演依頼が久しぶりにきたのだけれど、9月は京都造形芸術大学で3日間の集中講義をしたり(オデに一体なにが教えられるんでしょうね。笑っちゃいますけど)、ミルキィ・イソ…

8月5日(火)こんな連載が持ちたいの巻

わたしにはぜひとも実現させたい夢の連載が2本あるんですの。 ♯日本名窟100選文字通り日本の洞窟を紹介するわけです。洞窟大好きなんです。見かけると必ずもぐるんです。でも、これって交通費とか宿泊費とか経費がかかる企画だから、持ち出し覚悟じゃないと…

8月4日(月)850字の巻

某新聞からリチャード・パワーズの上下巻大作『われらが歌う時』(新潮社)の書評を依頼されました。それは大変ありがたいんです。わたしみたいな批評家でも何でもない、どちらかといえば愚鈍な脳味噌の持ち主にパワーズを任せてくださる気持ちは、本当にあ…

8月3日(日)全英女子オープンの巻

日曜日でも仕事。でも、別に苦痛じゃない。フリーってそんなもの。1週間にメリハリっつーもんがまったくないんである。そんな生活がもう20年だし。 で、ただ今、日本時間で4日の1時。引き続き全英女子オープンを見ているわけですが、わたしが渾身の声援を…

8月2日(土) 見学の巻

池袋コミュニティカレッジで米光一成さんが開講している「文章力トレーニング講座」を見学に行きましたの。本日の課題は「文章力トレーニング講座がどのようなものか人に伝える」(字数制限は無し。対象は講座のことを知らない人)。文章を磨くというよりは…

8月1日(金) 現在進行形の日記に戻るの巻

わたしは分譲マンションの2LDK(55平米)に住んでいるんですが、この家というのが本に埋め尽くされており、なんてんですの? 本の山脈の中でひっそり息をひそめて暮らす少数民族? もしくは地震の後の書店倉庫内で立ち尽くすブックファーストのハヤシさん? …

8月1日(金)失われた時を求めての巻 その2

7月15日(火) 第139回芥川賞は楊逸『時が滲む朝』、直木賞は井上荒野『切羽へ』に決定。井上さんはいいけど、マダム・ヤンに芥川賞授賞ってのはどうなの。他の候補作もたいした出来じゃなかったので相手関係に恵まれての受賞とはいえ、いまどきなんでこん…

8月1日(金)失われた時を求めての巻 その1

ああ、また前の日記から1ヵ月以上もあけてしまった……。日記、むいてないかも。てか、むいてるもの、ないかも。 というわけで、とりあえず思い出せる範囲内で失われた日々の報告をしてみたいんですの。6月19日(木) 六本木の「椿屋珈琲店」で日経新聞のコ…

6月18日(水)意外な人の巻

原稿を1本仕上げた後、友人の木版画イラストレーター・宇田川新聞ちゃんの作品を展示している、小石川の古い民家を改造したカフェ「nagaya cafe さと和」(http://blogs.yahoo.co.jp/nagayacafe)へ。 新聞ちゃん、石原壮一郎さん、アライユキコさん、米光…

6月16日(月)焼肉うまかったの巻

原稿を2本書き上げ送稿した後、F誌の打ち合わせで京橋の中央公論新社へ。書評欄をご一緒している白石公子さん、仲俣暁生さん、渡邊十絲子さんとそれぞれが来月取り上げる本を決めた後、担当編集者K田さんと一緒に焼肉店の「平城苑」へ。F誌でご馳走して…

6月15日(日)それでも仕事は待ってくれないの巻

朝4時まで飲んだにもかかわらず、楽しいお酒だったからかあまり残らず、昼には起きて原稿書き。日曜日でも仕事は待ってくれません。原稿を2本書いているうちに競馬は終わってしまい、でも、案の定予想はハズれていたので買えなくてラッキー。

6月14日(土)1億光年ぶりの書評王の巻

毎月恒例の書評講座の日。今月のゲストは音楽評論からミステリ評論まで手広くこなす円堂都司昭さん。課題本はエンリーケ・ビラ=マタスの『バートルビーと仲間たち』(新潮社)で、課題テーマは「雨」。将来は作家になりたいという夢をふくらませていた才能…

6月12日(木)産経ニュースがひどいの巻

月曜日から今日まで6本の原稿を書き上げた。まあまあいいペース。でも、本当はもう1本あげておきたかったところ。やはりどう考えても17日の小沼ようすけライブに厚木まで行くのは無理なので、泣く泣くキャンセル。その代わり、7月18日、南青山MANDALAで行…